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自動運転の最新動向が、
5分でわかる。

技術、制度、ビジネス。いま起きている変化を、 一次情報と信頼できる報道から読み解く自動運転ニュースレーダー。

最新号を読む ↓ISSUE 047
57 STORIES
TOP STORY2026.10.21

Tesla Cybercab、オースティンで300台超へ

商用開始から約1カ月で8倍に拡大したとテスラが発表。専用車とModel Yの違い、限定地域での利用条件、規制上の論点を整理する。

5分解説を読む
NOW TRACKING
01 TOYOTA SDV × ARENE02 TESLA CYBERCAB 300+03 E2E AI × SMART INFRASTRUCTURE04 WAYMO THREE-CITY OPENING

LATEST SIGNALS

最新の動き

更新基準日:2026年10月21日
公式発表・一次資料を優先/主要報道も参照

01

Tesla Cybercab、オースティンで300台超へ

商用開始から約1カ月で8倍に拡大したとテスラが発表。専用車とModel Yの違い、限定地域での利用条件、規制上の論点を整理する。

5分解説
02

トヨタのSDVとは?『Arene』でクルマを継続進化

新型RAV4から本格始動したソフトウェア基盤Arene。OTA、車両データ、開発基盤をつなぎ、安全機能や運転支援を購入後も改善する構想を解説する。

5分解説
03

Waymo、米3都市のロボタクシーを一般開放

サンディエゴ、タンパ、サンアントニオで招待コードなしの利用を開始。サンアントニオ国際空港も対象となり、試験導入から日常サービスへ移行した。

5分解説
04

日本の自動運転、車載AIかインフラ協調か

テスラや日産がE2E型AIを進める一方、トヨタなどは道路側のセンサー・通信との連携も重視。勝敗ではなく、両者をどう組み合わせるかが焦点になる。

5分解説
05

国産3社、AI運転支援を2027年度から相次ぎ投入へ

日産は2027年度、ホンダとトヨタは2028年の搭載車投入を計画。『レベル2++』は高度な支援でも、周囲監視と事故責任は運転者に残る。

5分解説
06

WayveのAI、FiatとMaseratiへ4週間未満で展開

共通のE2E型AIを小型EVと高級SUVへ移植し、公道試験まで4週間未満。2028年に北米で監視付きレベル2++の投入を目指す。

5分解説
07

警視庁、全国初の「自動運転企画室」を設置へ

2027年春に専門部署を新設。レベル4の許可申請、事故抑止、事故捜査を一体で担い、都外の事故では他県警の捜査も支援する。

5分解説
08

第一交通産業とNTTモビリティ、九州で自動運転へ

地域交通への導入で連携協定。第一交通の運行区域を中心に、九州で2027年度に実証し、2028年度の社会実装を目指す。

5分解説
09

WeRide、日本をロボタクシー展開先の候補に

CEOが日本を新たな候補市場として言及。右ハンドル車と日本でのL2++公道検証は進むが、提携先・都市・参入時期はまだ公表されていない。

5分解説
10

つくば、自動運転バスを路線として本格運行

筑波大学循環でレベル2の定常運行を開始。遠隔監視を本格運用し、2027年度の運転手なし・レベル4運行を目指す。

5分解説
11

城崎温泉、韓国A2Zの自動運転バスを実証へ

豊岡市で11月9日から平日に実証運行。兼松、損保ジャパン、A2Zが運行・保険・車両技術を組み合わせ、将来のレベル4を検討する。

5分解説
12

彦根城の自動運転バス、走行ルートを2倍へ

10月14日から外堀内側まで約3kmを運行。観光地の路上駐車や混雑環境で回避・停止を検証し、地域交通への実装を探る。

5分解説
13

あいおい・伊藤忠、ロボタクシー専用保険を米国へ

自動運転中と人の運転中を分けてリスクを算定する専用保険を開発。2027年度の米国販売を目指し、事故原因の解析や運行継続も支える。

5分解説
14

日産、横浜の自動運転実証を10台・28拠点へ

セレナベースの車両を前年の2倍に増やし、みなとみらい・関内で約500人を募集。2027年以降のレベル4サービスを見据える。

5分解説
15

鉄道もAI・自動運転へ、イノトランス2026で競演

ベルリンの世界最大級の鉄道見本市に3,000社超が出展。日立はAIによる異常予測、海外勢は自動運転車両や水素技術を訴求した。

5分解説
16

Waymo、2028年にシンガポールで完全無人配車へ

2027年に有人の準備走行を始め、規制当局の承認後、2028年にWaymoアプリで呼べる完全無人の有料サービスを目指す。

5分解説
17

Tesla Robotaxi、カリフォルニアで有人試験許可

州DMVの試験許可リストにTesla Robotaxi LLCが追加。公道試験には安全運転者が必要で、完全無人試験や有料配車の営業許可ではない。

5分解説
18

東京ドイツ村、自動運転バスを昼は乗車・夜は防犯へ

AI自動運転バスを昼は園内アトラクション、夜は自動巡回の防犯システムとして検証。2027年の有料運行を目指す。

5分解説
19

香港、自動運転の商用化申請を2026年から受付

9件・60台超の実証を次段階へ。Airportcity Linkを最初の商用候補とし、西九龍駅と九龍駅を結ぶサービスも2027年に計画する。

5分解説
20

Grab、シンガポールの自動運転車を50台へ

WeRide車を今後6カ月で10台から50台へ拡大。11万km超の走行実績を基に、固定ルートからオンデマンド配車へ進める。

5分解説

過去の記事はアーカイブにまとめています。

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まず読みたい定番ガイド

ニュースの前提を5分で理解。
制度・企業・日本の見通しを随時更新します。

ROBOTAXI EXPLAINED

ロボタクシーは、
どこまで来た?

30秒でいうと

決められた地域なら、運転席に人がいないタクシーはすでに日常のサービス。 ただし、どこへでも行ける「完全自動運転」ではない。

HOW IT WORKS

普通の配車アプリと、
ほぼ同じ。

01アプリで呼ぶ

乗車地と目的地を指定

02無人車が到着

スマホからドアを解錠

03システムが運転

遠隔支援は運転ではなく補助

04自動で降車

アプリで決済まで完了

USA商用化
11都市+

一般利用が広がる

Waymoが複数都市で無人配車を広げる一方、Zooxは専用設計の車両でラスベガスの一般向け運行と、サンフランシスコの限定提供を進めている。

実際に走っている都市
  • サンフランシスコ
  • ロサンゼルス
  • フェニックス
  • オースティン
  • アトランタ
  • マイアミ
  • オーランド
  • ナッシュビル
  • ダラス
  • ヒューストン
  • サンアントニオ
主な運行会社
  • Waymo完全無人配車
  • Tesla限定地域でRobotaxi
  • Zoox専用設計車/ラスベガス・SF
Zooxの運行状況を確認
CHINA大規模運行
2,200万回+

乗車回数で世界を追う

Apollo Goの累計一般向け乗車。2026年第1四半期だけで320万回の完全無人運行を実施した。

代表的な運行都市
  • 北京
  • 上海
  • 広州
  • 深圳
  • 武漢
  • 重慶
主な運行会社
  • Apollo GoBaidu(百度)
  • Pony.ai小馬智行
  • WeRide文遠知行
  • AutoX深圳・上海など
一次情報
EUROPE商用化が始動
1都市

ザグレブから市場が動き出す

クロアチアのザグレブで、Pony.aiがVerne、Uberと連携した欧州初の商用ロボタクシーサービスを開始。ほかの都市は実証・導入準備が中心。

商用化・導入準備中の都市
  • ザグレブ
  • ロンドン
  • マドリード
  • スイス
主な参入企業
  • Pony.ai × Verne/Uberザグレブで商用化
  • Waymoロンドンで導入準備
  • Wayve × Uber英国で実証準備
  • WeRide × Uberマドリードで計画
  • Apollo Goスイスで公道試験準備
欧州初の商用化を確認
JAPAN実装準備
2027年度

100か所以上が政府目標

タクシーを含む無人移動サービスの全国展開が目標。東京ではWaymoと日本交通の連携も進む。

実証・導入準備中の都市
  • 東京
  • 横浜
実証・導入を進める企業
  • Waymo × 日本交通・GO東京で導入準備
  • 日産横浜で実証
  • TIER IV各地で無人移動サービス
一次情報
まだ解けていないこと

悪天候や工事など想定外への対応、事故時の責任と原因究明、車両コスト、既存タクシー事業との共存。

ロボタクシーは「完成した車」ではなく、地域・運行・遠隔支援まで含むサービスです。

JAPAN ROADMAP

日本では、
いつ使える?

2027年度がひとつの節目。ただし、運転支援車と無人タクシーは別のルートで実用化が進む。

走行実証中

日産 × Wayve

東京の一般道でAI運転を検証

Wayve AI Driverと日産のセンサー技術を組み合わせた次世代ProPILOT。複雑な市街地でデモ走行を進めている。

現在の位置づけ:レベル2の運転支援
市場投入予定

次世代ProPILOT

国内の量産車へ搭載

日産はWayveのAIを搭載した最初のモデルを日本へ投入予定。ドライバー監視型から段階的な高度化を目指す。

無人タクシーとは異なり、まずは自家用車向け
認証対応中

Tesla FSD

日本では市街地FSD未提供

Teslaは各国政府と規制承認に向けて対応中。日本での認証試験の日程・場所や提供開始日は公式には公表されていない。

承認後は対象車へソフトウェア更新で提供予定
共同研究中

チューリング × SUBARU/デンソー

日本発E2Eを量産車へつなぐ

チューリングはSUBARUと車載E2E自動運転システム、デンソーとフィジカル基盤モデルの共同研究を開始。経産省・NEDOのGENIAC事業として、完全自動運転の社会実装を目指す。

利用開始時期:未公表(研究・技術実証段階)

もう一つの2027 日産は横浜の自動運転モビリティサービスも2027年度の開始を計画。量産車向け運転支援と、地域限定の無人サービスを並行して進める。

Nissan × Wayve Tesla Japan チューリング

TESLA FSD (SUPERVISED)

Tesla FSDが
使える国

FSD(Supervised)はロボタクシーではなく、ドライバーが常に監視する運転支援。 現時点では日本の市街地向けFSDは提供されていない。

北米
  • アメリカ
  • カナダ
  • メキシコ
プエルトリコでも提供
アジア太平洋
  • 中国
  • 韓国
  • オーストラリア
  • ニュージーランド
市場により機能差あり
欧州
  • オランダ
  • ベルギー
  • デンマーク
  • リトアニア
  • エストニア
規制に応じて段階提供
重要

名称に「Full Self-Driving」とあるが、車両が完全自動運転になるわけではない。運転責任は人にある。

Tesla公式情報

THE BIG PICTURE

数字が示す、たった一つの変化

世界は「走れるか」を卒業。
運行規模を競う段階へ。

自動運転は研究室の技術ではなくなった。米中では走行距離と乗車回数が積み上がり、 日本も2027年を商用化の節目に据える。

01技術実証は蓄積へ
約2億mile

完全無人で走った距離

Waymoの第6世代Driver発表時点。個別の成功例ではなく、膨大な実走行データを持つ段階に入った。

02日常利用へ拡大
35万ride / 週

中国での週間乗車ピーク

Apollo Goの2026年3月実績。評価軸は「動くか」ではなく、何回安全に運べるかへ変わった。

03日本の次の節目
2027年

複数サービスが実装目標

無人タクシー、バス、トラックが事業化を目指す。海外との差を縮められるかが焦点になる。

つまり

いま重要なのは「どこでも走るレベル5」ではない。限定地域でレベル4を、何台・何回・いくらで運行できるかだ。

出典:Waymo、Baidu、国土交通省の2026年公表資料

CHINA DEEP DIVE

中国は、もう
「実験」ではない。

日本語圏では見えにくい中国の現在地を、企業IRと政府資料から整理。 競争の軸は「走行できるか」から、運行密度・原価・制度設計へ移っている。

APOLLO GO2,200万回+

2026年4月までの累計一般向け乗車

WEEKLY RIDES35万回+

2026年3月の週間ピーク

PONY.AI3,500台+

2026年末のRobotaxi配備目標

ADAS PENETRATION70%

2026年の中国新車市場における搭載率

COMMERCIAL MAP主要都市
北京L3試点 / Robotaxi
上海空港ルート / L4基盤
武漢Apollo Go 大規模運行
広州Pony.ai 中心部へ拡大
深圳全域商用化ルール

WHY IT MATTERS

中国を理解する
3つの視点

  1. 都市が市場をつくる中央の方針に加え、深圳・上海などが道路開放と商用化の細則を競う。
  2. 台数が学習を加速する大規模フリートが実走行データと運行原価の改善を同時に進める。
  3. L2とL4が並走する量販車のNOA普及と、限定地域の無人Robotaxiが別ルートで拡大する。

QUICK GUIDE

自動運転レベルを
もう一歩、深く。

数字が上がるほど高性能、だけではない。
境目は「誰が周囲を見て、責任を持つか」。

THE KEY QUESTION

いま、運転の責任は
人か、システムか。

LEVEL 0–2人が運転する

車がハンドルや速度を制御していても、周囲を監視し続けるのは人。

LEVEL 3–5システムが運転する

定められた条件の中では、周囲の監視もシステムが担う。

LEVEL0–2

運転支援

誰が運転?
人
誰が周囲を見る?
人
もしもの時
人が対応
使える範囲
一般道・高速道路
EXAMPLEACC、車線維持、ハンズオフ
「手放し」でも自動運転とは限らない
LEVEL3

条件付自動運転

誰が運転?
システム
誰が周囲を見る?
システム
もしもの時
人へ交代要請
使える範囲
渋滞時など限定条件
EXAMPLE高速道路の渋滞時走行
呼び戻されたら人が運転を引き継ぐ
LEVEL4

高度自動運転

誰が運転?
システム
誰が周囲を見る?
システム
もしもの時
システムが安全確保
使える範囲
指定地域・指定ルート
EXAMPLERobotaxi、無人バス
限定された場所なら運転者は不要
LEVEL5

完全自動運転

誰が運転?
システム
誰が周囲を見る?
システム
もしもの時
システムが安全確保
使える範囲
場所・天候を限定しない
EXAMPLE実用サービスは未登場
人が運転できるあらゆる状況に対応
ここを押さえる
レベル2 → 3

周囲を見る役割が、人からシステムへ移る。

レベル3 → 4

困った時に人へ戻す必要がなくなる。

レベル4 → 5

走れる場所や条件の制限がなくなる。