確認できたのは『参入決定』ではなく候補市場
ハンCEOは2026年8月13日の決算説明で、日本を今後の展開候補の一つに挙げました。オーストラリアでは規制当局との協議に言及した一方、日本について具体的な開始時期や運行場所は示していません。営業開始や実証計画が決まったと受け取らない注意が必要です。
日本向けにつながる2つの準備
第一は、Geely Farizon、Kwoon Chungとの右ハンドル仕様ロボタクシー開発です。香港、シンガポールに加え、日本や豪州など左側通行市場への展開を想定しています。第二は、Boschと共同開発するL2++運転支援技術の日本での公道試験とローカライズ検証です。ロボタクシーとは別製品ですが、日本の道路環境を学ぶ足場になります。
海外展開を支える事業規模
WeRideの2026年4〜6月期売上高は前年同期比82.2%増、海外売上高は164.4%増でした。7月末時点の世界のL4車両は約3,400台で、うちロボタクシーは1,800台超です。中東ではUberと完全無人の有料運行を進め、欧州と東南アジアにも展開しています。
日本参入で次に見るべきこと
最初の確認点は、日本のタクシー事業者や配車アプリとの提携です。その後、車両の保安基準、レベル4の運行許可、遠隔監視、事故時の責任、営業区域が具体化する必要があります。右ハンドル車の存在だけでは、日本で有料サービスを始めることはできません。
Waymo・Wayveとの違い
WaymoはGO、日本交通と東京での完全無人サービスに合意し、WayveはUber、日産と東京での試験導入を準備しています。WeRideは国内パートナーも時期も未発表で、この2社より前段階です。今後どの国内事業者と組むかが、実際の参入を見極める最も重要なシグナルになります。
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一次情報・参照資料
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